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●糖尿病が蔓延する現代日本

糖尿病の人や糖尿病の疑いのある人が、日本で増えています。とくに、普段からの生活習慣が引き金となる生活習慣病のひとつである2型糖尿病が、急増しています。生活の欧米化で、増えている病気です。脳卒中や心臓病のような死にいたる病気の原因となることもあります。糖尿病は、高血圧や高脂血症といったほかの生活習慣病があると、そちらの病気もひどくなります。

●糖尿病はどんな病気か?

糖尿病は血糖値が高くなる病気です。血糖は、血液中のブドウ糖のことで、食べものや飲みものを消化吸収して作られ体を動かすエネルギー源となるものです。血液の流れに乗ってからだの細胞に運ばれて、筋肉や臓器で使われます。血糖値というのは、血液中にそのブドウ糖がどのくらいあるかを示すもです。

糖尿病になると、インスリンというホルモンが足りなくなったり、うまく細胞に作用しなくなったりしてしまい、ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなって、血液のなかにあふれてしまいます。

インスリンは、からだの中で血糖を下げる唯一のホルモンで、食後に血糖が上がらないように調節し、血液中のブドウ糖をからだの細胞に送り込んで、活動エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンというものに変えて、エネルギーとしてたくわえておくようにするはたらきをします。

インスリンが不足したりうまく作用しないと、ブドウ糖が細胞に取り込まれなくなって、血液中のブドウ糖が使えなくなってしまい、血糖値が上昇します。 そうなると、筋肉や内臓にエネルギーが運ばれないため、全身のエネルギーが足りなくなってしまいます。

●糖尿病で怖いのは合併症

糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症が糖尿病の3大合併症と呼ばれています。糖尿病に特有の合併症で、血糖コントロールをしないでいると、糖尿病発症時から10〜15年でこれらの合併症が出てきます。

・糖尿病神経障害

合併症の中で最も早く出てくるのがこれです。中心となる末梢神経障害の足や手の症状の出かたはさまざまで、手足のしびれ、けがややけどの痛みに気づかないなどです。そのほか筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツなど、さまざまな自律神経障害の症状も現れます。

・糖尿病網膜症

目の底にある網膜という部分の血管が悪くなり、視力が弱まります。中には失明する場合もあります。また、白内障になる人も多いといわれています。

・糖尿病腎症

おしっこを作る腎臓の、糸球体という部分の毛細血管が悪くなり、だんだんにおしっこが作れなくなります。すると人工透析といって、機械で血液の不要な成分をろ過して、機械でおしっこを作らなければなりません。週に2〜3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活に大きな影響を及ぼします。現在、人工透析になる原因の1位がこの糖尿病腎症です。

●糖尿病は正しく理解し適切に対応すれば怖くない

糖尿病は放置しておくと大変なことになりますが、正しい知識に基づき正しく対応すれば怖い病気ではありません。

糖尿ネットでは、糖尿病に関して同じ疑問や悩みを持った人がどのような言葉で検索してどのような情報を得ているのかをわかりやすくまとめてみました。糖尿病の正しい理解、糖尿病の予防、糖尿病の対策などにお役立ていただければ幸いです。